3Dデータを用いた、表面被覆工・剥落防止工・断面修復工における出来形検査の効率化
目次
1.概要
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インフラ補修検測、例えば断面修復工では,多くの箇所ではつり工事が実施されるが、「計測箇所が多く時間がかかる」「計測精度がばらつく」「1人で作業できない」「帳票にするのが大変」などの課題があります。
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橋梁補修工事における、表面被覆工・剥落防止工・断面修復工等補修工事全般における調査や出来形検査など、インフラ補修における検測を効率化する方法として、3Dデータを用いる方法があります。
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3Dインフラ補修検測システムHatsulyでは、スマホやタブレットで取得した3次元データを利用して、はつり深さ、体積等を自動算出し、帳票を作成することができます。3次元データや帳票を発注者と共有することや、出力することも可能です。インフラ補修工事の出来形管理において、大幅な省力化を実現することが出来ます。
2.表面被覆工・剥落防止工・断面修復工の出来形検査と省力化
a)従来方法での表面被覆工・剥落防止工・断面修復工の出来形検査
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断面修復工では、多くの箇所ではつり工事が実施されるが、以下のような課題があります。
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「計測箇所が多く時間がかかる」
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「計測精度がばらつく」
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「補修箇所が複雑な形状なため計測が難しい」
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「1人で作業できない」
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「帳票にするのが大変」
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b)3Dデータを活用した表面被覆工・剥落防止工・断面修復工の出来形検査
- 3Dインフラ補修検測システムHatsulyでは、以下のような流れで検査を行います。
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- LiDAR付きのiPadなどで対象箇所の点群を取得します。
- 点群データをHatsulyにアップロードし、3Dモデルに変換します。
- はつり深さや体積などの項目を自動算出し、帳票を作成します。
- 発注者に3Dデータや帳票を共有します。
- はつり体積、グリッド深さ、かぶり厚(表かぶり厚、裏かぶり厚)を測定することができます。
- 3Dインフラ補修検測システムHatsulyにおける測定方法は、以下をご参照ください。(音声が流れますので、ご注意ください。)
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- 精度については、以下をご参照ください。
- 3D/2D CAD出力を行うことができます。
- ただし、2DCADは、平面のみ出力可能です。
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- そのほかの機能として、お椀型のようにかなり平坦から離れているようなはつり面や台形のようにはつり面が場所によって一定の深さでないような面への適用、クラックの延長、面積の算出があります。
- Hatsulyのそのほかの機能は、Hatsulyサービスサイトをご参照ください。
c)3Dデータを活用するメリット
- 1人で簡単に数量算出できます。
- 帳票作成と報告の手間を省いて業務を効率化できます。
- 従来手法と3Dデータを用いた場合の作業時間比較や省力化効果の詳細は、以下もご参照ください。
3.まとめ
- 橋梁補修工事における、表面被覆工・剥落防止工・断面修復工等補修工事全般における調査や出来形検査など、インフラ補修における検測を効率化する方法として、3Dインフラ補修検測システムHatsulyを用いた方法を紹介しました。
- 3Dインフラ補修検測システムHatsulyでは、スマホやタブレットで取得した3次元データを利用して、以下のような項目の算出や出力を行うことができます。
- はつり体積算出
- グリッド深さ及びかぶり厚(表かぶり厚、裏かぶり厚)算出
- 帳票出力
- 3D/2D CAD出力
- 3次元データや帳票を発注者と共有
- インフラ補修工事の出来形管理において、大幅な省力化を実現することが出来ます。
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