3次元配筋検査ツールModelyは、取得した点群から領域指定により3Dモデルを作成して検査項目を自動計測することが可能です。領域指定による3Dモデル作成については、ダブル配筋計測について紹介している記事をご参照ください。
ただしModelyにはその他に、1つの鉄筋に対して複数の点をクリックすることで3Dモデルを作成する方法もあります。これを弊社では手動での3Dモデル作成と呼んでいます。状況によっては領域指定ではなく、鉄筋の2点をクリックすることで3Dモデルを作成するほうが効率的な場面などもあります。
今回の記事では、Modelyの手動での3Dモデル作成についてご紹介します。その他のModelyの詳細情報については以下のリンクよりご確認ください。
点群の取得とModelyへのアップロードの手順についても確認したいという方は、ダブル配筋計測の記事をご参照ください。
手動での3Dモデル作成については非常に簡単な作業で行うことが出来ます。
上記が画像のように、鉄筋の2点(端点)をクリックします。複数の鉄筋の3Dモデルを作成したい場合は、その他の鉄筋についても2点クリックしていきます。
※一括で選択できる鉄筋の最大数は11個です。
2点クリック後に、鉄筋の直径指定を行い、画像右下にある検出ボタンをクリックします。検出ボタンをクリック後、3Dモデル作成は短時間で行われます。
上記一連の流れについては、以下の動画を見ていただくとわかりやすくなっております。
Modelyは導入社数が50社を超え、多くのユーザー様からのフィードバックをもとに、機能追加や改善を継続しております。まだご紹介できていない機能も多くありますので、ぜひ一度お問い合わせください。
LiDAR付のiPadで取得した3次元データを用いて、配筋検査を省力化できます。3次元データと帳票を発注者と共有することで、現場立会頻度を減らすことも可能です。