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国土交通省、および各地方整備局における3D配筋検査システムModelyの紹介事例と評価

作成者: Sales team|2024/07/28 23:49:15

概要

  • 3D配筋検査システムModelyは、地方整備局主催のDXを推進するセミナーで紹介されています。
  •  本記事では、令和5年7月24日に開催された、九州地方整備局鹿児島国道事務所の「インフラDXセミナー」、および令和5年11月17日に開催された、中国地方整備局山陰西部国道事務所の「デジタルデータを活用した鉄筋計測技術について」のセミナーの概要をご紹介します。
  • さらに、令和6年4月に発出された「i-Construction 2.0~建設現場のオートメーション化に向けて~」における、デジタル配筋検査の位置づけにも言及し、Modelyを活用したデジタル配筋検査の将来像についてもご紹介します

 

目次

 

九州地方整備局鹿児島国道事務所主催 インフラDXセミナー

背景・特徴

  • 九州地方整備局のインフラDXでは下図の4つの変革を目指しており、変革Ⅱ「インフラ整備・管理・災害対応における生産性・安全性の変革」において、デジタル技術を活用した配筋確認の省力化、出来形確認精度の向上に取り組んでいます。
  • 「携帯端末の3Dスキャンアプリを活用した3次元データによる配筋確認及び精度の検証」や「維持管理・補修段階での3次元データ活用」を実施内容に掲げており、iPadProを用いて3Dデータを取得し、配筋の3Dモデルを生成できるModelyの機能と親和性の高い取組みとなっています。

図.九州インフラDXアクションプランX 4つの変革
(引用:九州インフラDXアクションプランX P17)

 

実施概要

  • 実施日:令和5年7月24日
  • 九州地方整備局 Press Release:https://www.qsr.mlit.go.jp/kakoku/hodo/r5/230703.pdf
  • 内容
    • 国土交通省におけるインフラDXの取り組み(座学)
    • 事業概要及びセミナーの趣旨について(座学)
    • 点群データの自動モデル化による配筋検査効率化技術の紹介(座学)
    • 現状の配筋検査方法とインフラDXを活用した配筋検査方法及び遠隔臨場の実施について(事務所と現場を中継した遠隔臨場)
  • 当日の様子

 

中国地方整備局山陰西部国道事務所主催 
デジタルデータを活用した鉄筋計測技術について

背景・特徴

  • 中国地方整備局のインフラDXでは、建設生産・管理のプロセス等において、既存で実施している各種施策及び改善が見込まれる事項等について、AIやデジタルデータ、情報通信技術等を積極的に活用した「インフラDX施策」として設定し、下図5つの柱毎に取組みを展開しています。
  • 「整備局職員及び建設就業者等の仕事のプロセスや働き方を変換」という柱の中の、点検、管理業務の効率化・高度化に該当する「ICT活用した遠隔臨場(監督・検査(土木))」のテーマは、閲覧者招待機能によるデータ共有が可能なModelyと親和性の高いテーマとなっています。

図.中国地方整備局インフラDX推進計画 取組方針(柱)
  (引用:中国地方整備局インフラDX推進計画 P12)

実施概要

  • 実施日:令和5年11月17日
  • 中国地方整備局 Press Release:https://www.cgr.mlit.go.jp/saninseibu/press/2023/231110_press.pdf
  • 内容
    • iPadを用いた点群データの自動モデル化による配筋測定・検査(現場)
    • デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)、点群データの自動モデル化による配筋検査効率化技術の紹介(座学)
  • 当日の様子



i-Construction 2.0におけるデジタル配筋検査の位置づけ

  • 令和6年4月に発出された「i-Construction 2.0~建設現場のオートメーション化に向けて~」では、2040年までに建設現場において、少なくとも省人化3割、すなわち1.5倍の生産性向上を実現することを目標に置いています。
  • そのトップランナー施策の1つとして挙げられる「施工管理のオートメーション化(リモート化・オフサイト化)」では、デジタルデータを活用した配筋確認の省力化が取り上げられています。
  • 令和5年までの取組みをさらに高度化するだけではなく、今後は3次元設計データ(BIM/CIM)の適用も検討していくという方針が示されており、設計CIMモデル(IFC形式)を取り込み、施工時のモデルと重ね合わせて表示できるModelyの機能を、最大限活用できるテーマとなっています。
  • 令和6年4月末に当社主催で実施したModelyユーザーイベントにおいて、国土交通省大臣官房技術調査課様がご講演されたアーカイブ動画も、ご参考にしてください。

 

まとめ

  • 3D配筋検査システムModelyは、地方整備局主催のDXを推進するセミナーで紹介されています。
  • 本記事では、令和5年7月24日に開催された、九州地方整備局鹿児島国道事務所の「インフラDXセミナー」、および令和5年11月17日に開催された、中国地方整備局山陰西部国道事務所の「デジタルデータを活用した鉄筋計測技術について」のセミナーの概要をご紹介しました。

3D配筋検査システムModelyについて、詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

 

お問い合わせ

 

参考文献

  1. 九州地方整備局 Press Release:https://www.qsr.mlit.go.jp/kakoku/hodo/r5/230703.pdf
  2. 中国地方整備局 Press Release:https://www.cgr.mlit.go.jp/saninseibu/press/2023/231110_press.pdf
  3. 九州インフラDXアクションプラン(2022):https://www.qsr.mlit.go.jp/infradx/actionplan/DXactionplan2208v01.pdf
  4. 中国地方整備局インフラDX推進計画(2023):https://www.cgr.mlit.go.jp/infradx/pdf/dxplan2023_honbun.pdf
  5. i-Construction 2.0~現場のオートメーション化に向けて~:https://www.mlit.go.jp/tec/content/001741646.pdf