配筋検査システムにおける精度検証とModelyの精度について
概要
-
3D配筋検査システムModelyにおける鉄筋間隔の精度検証を行いました。
- 鉄筋模型を用いた鉄筋間隔の精度は、 0.3Φの結果が得られました。(ただし、Φ : 鉄筋径)
- この結果は、デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)令和5年7月で要求されている精度を満たしています。
- Modelyは、NETIS登録済みです。(NETIS登録番号 CB-230008-A)
目次
検証の流れ
計測条件
計測デバイス
点群取得には、以下のデバイス、ソフトウェアを用いました。
- デバイス:iPad Pro
- 11インチ(第3世代)
- モデル番号:A2377
- ソフトウェア:モバイルアプリ Scaniverse
対象物体
- 鉄筋模型を用いました。
撮影条件
- 撮影条件5パターン
- (屋内:照明1パターン×壁有無3パターン、屋外:昼1パターンx壁有無2パターン)
測定箇所
- 計測箇所(各撮影条件):26箇所
- 総数:26x5パターン(撮影条件)=130
結果
計測データの分布(統計処理)
- 生成した3Dモデルを用い、誤差を評価する。
- 生成した3Dモデルと実測値の誤差は、以下の式で評価する。
- 計測誤差 [%] = (ソフトウェアによる計測値 - 実測値)/ 鉄筋径
- 計測誤差が0.3Φ以内に入っている。
まとめ
-
-
3D配筋検査システムModelyにおける鉄筋間隔の精度検証を行いました。
- 鉄筋模型を用いた鉄筋間隔の精度は、 0.3Φの結果が得られました。(ただし、Φ : 鉄筋径)
- この結果は、デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)令和5年7月で要求されている精度を満たしています。
- Modelyは、NETIS登録済みです。(NETIS登録番号 CB-230008-A)
-
資料請求
- 本精度検証の詳細資料は、以下よりダウンロード可能です。
- 「デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)参考資料ー1カメラキャリブレーション及び精度確認試験結果報告書」のテンプレートは、以下よりダウンロード可能です。
関連記事
- Pix4DとScaniverseの精度検証と比較についても実施していますので、ご覧ください。
3D配筋検査システムModelyについて、詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
お問い合わせ
参考文献
- デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)令和5年7月, https://www.mlit.go.jp/tec/content/001619475.pdf
- NETIS登録番号 CB-230008-A: https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=CB-230008
- Scaniverse: https://scaniverse.com/